新譜「JOURNEY」発売記念ワンマンショー 後記

ようやく気持ちが落ち着いてきたので、6/12、松ノ葉楽団の新譜発売ワンマンショーについて一筆書いてみます。

 

 

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ワンマンにしよう、と言い出したのは確かりょーさんだったと思う。いつだってよろよろと迷ってばかりのバンドなのだけれど、ワンマンライブをするとなるとそうも言ってられない。たくさんメンバーで話し合ったあと、腹をくくる決意を固めた。そもそも音楽なんてものは100点をもらうようなものじゃないんだ。そう自分たちに言い聞かせると少し楽になって、もしかしたら30点かもしれないけれど、松ノ葉楽団の30点を取りに行ってやろう、という気持ちになったのだった。

 

大事な時間は、あっという間に過ぎてしまう。準備はたくさんした。セットリストを考え、作り直し、組み立て、ああでもないこうでもないと話し合った。もちろんCDも作った。じっくり時間をかけて作ったつもりだ。でも気付けばもう、6月12日だった。

 

こちらからは全員が見渡せたわけではないけれど、ちょうど100人くらいのお客さんが会場にいたらしい。2時間半ほどの出演時間のあいだに、いったい全体、何が起こったんだったろう。ステージからのライトに照らされてきらきらしたお客さんたち、時間が経つにつれてリラックスした演奏。そして、全てが終わったあと、何度も乾杯したこと。こうしたすべてのことを、もう何年も前のことのように遠くに感じる。

 

さてさて、もう新しいアルバム「JOURNEY」は世に出てしまったし、ワンマンショーも終わってしまった。ぐずぐずしてはいられない。汽笛はもうけたたましく鳴っている。そろそろ、次の旅路へと、出発する時間なのだ。

 

素晴らしいゲストミュージシャンたち、ご来場いただいたお客さま、そしてアバンギルドスタッフの方々、みなさまどうもありがとうございました。またお会いしましょう。