ちょっと今回は苦労話を……。
大変だったのは、メンバーのスケジュールがなかなか合わないこと。
みんな忙しくて、ライブと練習の日程を合わせるので精一杯でした。
だから、締め切りを先に決めてしまうよりも、じっくりひとりひとりの音をとって、グルーヴや気持ちを納得いくまで合わせる方がいいだろうと思って、
結果的にこんなに長いことかかってしまいました!笑
その日は「最高や!」と思ったテイクが、何度も聞くとずれていたり。
気持ちが焦ったり、感情が入りすぎたり(音が大小したり、ノイズが乗ったりしてしまう)、そういうことがよく分かります。
直しにつぐ直し。
本当に細かい細かい作業やとり直しが続いて、うんざりしそうにもなりました。
でも、そういうときに励まされたのは、メンバーの音でした。
メンバーのその当時の気持ちとか、癖が透けて見えてきて、すぐそいつに会いに行きたくなってしまう。もしミスしていたとしても、この音は自分には出せへんなぁと思って面白い。
(ひどかったら録り直すけど。笑)
今のメンバーがいなかったら僕は音楽をやめてしまっていたかもしれない。
少なくとも、CDを作ろうなんて思ってなかっただろう。
そんなことをぼんやり考えます。
すると、なんとなくやる気がもう一度わいてくるのです。
ぜひCDを手に取った方は、そういうメンバーそれぞれの血の通った細部にも耳を傾けてみてください。
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